本日は、米国CPIと政策金利について自分の考えを書いていこうと思う。
【現在のCPIを過去と比較して】
先日、8月の米国CPIが発表されたのだが、依然8.3%と高止まりしている。
これはかなり高い水準である。
過去を振り返ると、米国のCPIが7.5%を超えたのは1973年の第一次オイルショック時と1978年の第二次オイルショック時の2回だけである。
これだけ見ても、今回のインフレは異常であることが分かる。
さらに、過去2回のインフレ時の政策金利がどうであったかと言うと、次のとおりである。
1回目のオイルショック時:7.5%
2回目のオイルショック時:7.25%
つまり、インフレに追従して政策金利を同レベルまで上げたのである。
では、現在のCPIと政策金利の関係はと言うと…
政策金利は全然CPIに追い付いていない!
これではインフレを抑え込むどころではないじゃないか。
【今後の政策金利と株価の行方について】
次回のFOMCで、政策金利を0.75ポイント上げるとの見方が濃厚だが、過去の状況と比較すると、とてもまだインフレを抑えるところまでは行かないと思われる。
それどころか、さらに政策金利を上げ続けなければインフレは収まらないのではないか?
こうなると、株価がいずれ暴落局面に差し掛かる未来も考えておかなければならないかも知れない。
今後の株式投資において、CPIと政策金利の関係性を常に考慮しながらポジションを取る必要があるだろう。
常に暴落を意識しながら…